有馬記念が終われば、2014年最後のGI東京大賞典。
近年は地元勢や他地区勢があまり出走せず頭数が揃わないことが多かったが、
今年は久々のフルゲート。
地方勢も交流重賞で上位に来る馬が何頭かいて、骨っぽい。
初の海外馬出走もあり話題には欠かないレースになりそう。

久々に長文を投稿しますかね。
まずはこのレースの鍵となるレースを回顧。


★2014/12/7 チャンピオンズカップ(GI)

展開が全てだったレース。3F目、4F目が遅く、
5F目から12秒前後で早くなったが早くなるときに動いたのが
クリソライトとコパノリッキーで共に大惨敗。

1着ホッコータルマエはスタート後にすんなり先行できたことが大きい。
元々力はある馬だからスムーズならこのくらいは走れるだろうが、
他の有力各馬が自滅した感はある。

3着ローマンレジェンドも先行できたことが大きい。
4角で外3番手にいれるとは。長期的な印象としては下降線の馬の印象は変わらず。

5着ワンダーアキュートはいつも通りのこの馬らしい競馬。
展開が向かなかったが5着に持ってくる辺りは流石。

12着コパノリッキーはスタートがそもそも良くなかったが、
両隣に挟まれ位置取りが悪化。
それでもかしわ記念もスタートが悪かったが、
頭数が少なかったこともありスムーズなレースで差し切れた。
動く場所も良かったしね。今回のこの結果はある意味納得。

14着クリソライトはスタートは坂の影響か押しても前に行けず、
向正面でペースが速くなったときに外から進出するも行ききれず、
四角ですでに脚が無く一頭だけ逆噴射。仕方のない結果か。


★2014/11/3 JBCクラシック (JpnI)
チャンピオンズカップと同様に展開面が大きいレース。
コパノのペースで、2番手~5番手のJRA勢は特にコパのを突かず牽制。
コパノがレースをしたのは実質直線300mだけで
それまでは終始引きつける形。
時計もかなり早い馬場でそれも向いた。

2着クリソライトは5番手からのレースで展開的には厳しかったが最後差してきた。
力はあると思う。

3着ワンダーアキュートはこういう馬場は得意だし、
特に展開面の有利不利があったわけではないのでこのくらいは走るでしょう。

4着ホッコータルマエはチャンピオンズカップとは逆に
終始他馬からマークされる形で、自身の状態面の問題もあって直線で失速。
使い詰めの方が結果出せるタイプでしょうね。
チャンピオンズCで切ってごめんなさいとしか言えない。


★2014/6/25 帝王賞(JpnI)
このレースは武豊の好騎乗が光ったレース。
展開はコパノが2番手だったのに掛かって進出して3角前で先頭。
3角で内コパノ、中ニホンピロアワーズ、外ワンダーの位置取りでそのまま4角へ。
アワーズが失速して、そこからアキュートは若干外に進路を取った辺りが流石。
まあたまたまそうなったのかもしれないけど、
競り合いにならない形を取れたのがアキュートの勝因かも。
コパノは競り合ってナンボの馬でもあるのでね…
気性面やら距離面の問題もありそうだけど、
JBCでは突き抜けたので何とも言えない。


次は出走各馬短評を。

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